2011/05/28

DropboxのAPIのPythonのクライアントライブラリを使ってみました。



DropboxのAPIのPythonのクライアントライブラリを使ってみました。


Dropbox for Developersのページより、DropboxのAPIのPythonのクライアントライブラリ「dropbox-client-python-BETA.tar.gz」をダウンロードします。Windows7のPython2.5にインストールします。

Dropbox for Developers
https://www.dropbox.com/developers
python setup.py install
途中略
Finished processing dependencies for dropbox-client==1.0
dropbox-client-pythonのフォルダの中にある「README」を参照
Getting started with the Dropbox python library:
1. python setup.py install
2. Copy config/testing.ini.example to config/testing.ini
3. In config/testing.ini enter your application's consumer key, secret key,
   and your test user email and password.
4. Run 'nosetests tests' to make sure all the tests pass.
5. Start developing your Dropbox API application!
testing.iniの設定をします。必要なのは、下記の4点。consumer_keyとconsumer_secretについては、Dropbox for DevelopersのページのMyアプリのページにて、「アプリ」を作成することによって、「 鍵(consumer_key)」「秘密鍵(consumer_secret)」が取得できるので、それを設定します。
consumer_key = SOME_KEY
consumer_secret = SOME_SECRET

testing_user = YOUR_LOGIN_EMAIL
testing_password = YOUR_LOGIN_PASSWORD
次に、noseを使ったテストが用意されているので、テストをします。
C:\Hoge\dropbox-client-python>nosetests tests
..E.E...........
======================================================================
ERROR: dropbox_tests.auth_tests.test_obtain_access_token
----------------------------------------------------------------------
途中略
======================================================================
ERROR: dropbox_tests.auth_tests.test_build_access_headers
----------------------------------------------------------------------
途中略
Ran 16 tests in 24.645s
FAILED (errors=2)
2点エラーが出ますが、それ以外は動いたようです。

テストをする前


テストの後


client_tests.pyのファイルがアップされていました。

2011/05/22

さくらのVPSサーバのSSHの設定と、鍵認証でのPuttyとWinSCPで接続ができるようにしました。



下記のサイトの記載を参考にさせていただき、さくらのVPSサーバのSSHの設定と、鍵認証でのPuttyとWinSCPで接続ができるようにしました。


さくらのVPSを借りたら真っ先にやるべきssh設定
http://blog.myfinder.jp/2010/09/vpsssh.html

さくらVPSのsshによる鍵認証の設定
http://www.studio-kingdom.com/centos/486

WinSCPにPuttyの設定を取り込む
http://www.studio-kingdom.com/tool/502

設定した内容
  • 作業用のユーザを作成
  • リモートからのパスワード認証不能
  • 公開鍵に対応する秘密鍵を持ったクライアントからのログイン以外不能
  • Rootログインの禁止
  • Puttyでの鍵認証での接続
  • WinSCPの鍵認証での接続

2011/05/10

さくらのVPSサーバへZope3.4.1をインストールした備忘録



さくらのVPSサーバにZope3.4.1をインストールしてみました。備忘録を残しておきます。


Zope3.4.1のソースを取得して、解凍、中にある「configure」を行います。
$ ./configure

Configuring Zope installation
Testing for an acceptable Python interpreter...
Python version 2.4.3 found at /usr/bin/python
The optimum Python version (2.4.3) was found at /usr/bin/python.

Python 2.4.3 がインストールされているようです。Zope3.4.1が動作するバージョンなので、このまま進めます。「make」をすると、途中でエラーになります。
$ make

Dependencies/BTrees-Zope-3.4.1/BTrees/BTreeModuleTemplate.c:555: error: 
'Py_False' undeclared (first use in this function)
error: command 'gcc' failed with exit status 1
make: *** [build] Error 1

ぐぐってみると、「python-devel」が無いことが原因のようなので、インストールします。
# yum install python-devel

これで、「make」がエラー無く完了、そのまま「make check」「make install」をして、インストール完了

「mkzopeinstance」を使って、Zopeのインスタンスを作成。「zopectl」を使ってインスタンスの起動


アクセスを確認。

2011/05/07

「放射線で遺伝子が傷つく理由」を子どもに分かりやすく説明するには その3



の続きです。塩基が、放射線を受けると、どうして変質してしまうのか。


DNAの塩基も分子の一部ですから、幾つかの原子が結合する事で成り立っています。グアニンも幾つかの原子が結合することで、エネルギーが安定した状態でいることが出来ます。


そのグアニンを構成する原子の一つに、「高いエネルギーを持って飛んでいる粒子」である放射線が当たると、高いエネルギーを得て、安定した状態でいることが出来なくなり、原子同士の結合が出来なくなってしまいます。


構成する原子が変わることで、グアニンではなくなります。グアニンでなくなると、シトシンとは結び付けなくなってしまいます。

ここまでが、「放射線で遺伝子が傷つく理由」になります。

しかし、放射線が人体に与える影響は、DNAや細胞膜などの生体分子を直接傷つける場合以外にも、放射線が水分子を分解し,その結果生じた活性酸素が生体分子を傷つける場合があるそうです。その比較をした場合は、後者の影響が大きいとのことです。

その活性酸素の影響についても、テレビ番組の「たかじんのそこまで言って委員会」にて、日本医学放射線学会理事の中村仁信さんの説明を聞いていると、低い被曝線量であれば、むしろ体にいい影響があるとのこと。

たしかに、低い被曝線量を長い間受ける環境での調査結果を含む説明は説得力がありました。



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「放射線で遺伝子が傷つく理由」を子どもに分かりやすく説明するには その2



前回の 『「放射線で遺伝子が傷つく理由」を子どもに分かりやすく説明するには その1』 の続き

遺伝子(DNA)の詳細をみていきます。遺伝子を拡大して確認すると、下記の図のような構造になっています。


遺伝子(DNA)とは、生物の遺伝情報を持っています。人の細胞のDNAは約30億塩基対ありますが、DNAは遺伝子とは限りません。約30億塩基対のDNAのうち、遺伝子は2パーセントほど。残りは遺伝子ではありません。その遺伝子は、アデニン、チミン、グアニン、シトシンの塩基配列によって遺伝情報を記録しています。

塩基とは

http://www.ambis.co.jp/kihon/2.html

4種類の塩基のうち、アデニンはチミンとしか結びつきません。グアニンはシトシンとしか結びつきません。

人の細胞が分裂する際、遺伝子(DNA)は2重らせんが解かれ、1本づつのひもに別れます。それぞれのひもには、片方の塩基がくっついています。


1本になっても、各塩基がくっつく塩基は決まっているので同じ遺伝子(DNA)が、それぞれ1本つづ出来あがります。


しかし、遺伝子(DNA)が1本だけにだけになっている時に、放射線が塩基に当たった場合、どうなるでしょうか? 放射線は「高いエネルギーを持って飛んでいる粒子」です。


放射線がグアニンに当たると、グアニンが別のものに変質をしてしまいます。グアニンが別のものに変質をしてしまうと、シトシンと結びつけなくなってしまいます。ということは、正確な遺伝情報、細胞の設計図が引き継げなくなってしまいます。これが遺伝子が傷付くという事で、細胞分裂が盛んな細胞程放射線の影響が大きくなる理由です。


次に、その塩基が、放射線を受けると、どうして変質してしまうのかをみていきます。




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2011/05/06

「放射線で遺伝子が傷つく理由」を子どもに分かりやすく説明するには その1



福島の原発事故があり、放射線に関するニュース、テレビ番組、サイト等の情報をよく見るようになりました。放射線を正しく理解しないと、適切な行動が取れないと思い、疑問に思うことは分かる範囲で調べていました。

その中に、「何故放射能で遺伝子が傷つくんですか?」というスレッドがあり、その内容は、とても分かりやすいものでした。この内容を子どもに分かりやすく説明するために、自分なら、どう話をするかを考えてみました。

自分の体の細胞内の遺伝子、放射線といった、どちらも目に見えない、とてもとても小さなものの現象を理解できるようにするには、どうしたらよいのか? 時間を掛けて考えていきます。

放射線で遺伝子が傷つく理由

まず、人間の体の細胞のことから考えていきます。人間の体には、約60兆個の細胞があると言われています。細胞自体は、とても小さいので、どれくらいの大きさなのかが実感できません。そこで、細胞などの大きさをたとえ話で説明しているサイトを見つけました。


この細胞などの微小なものの大きさをイメージできるように、人間の体自体を巨大化してみます。


身長1.6mの人間の体には、人の細胞のほかにも、色々な菌、生物がいます。人の体をエベレストぐらいまで、大きくした時に、それらの微小なものが、どれくらいの大きさになるかによって、スケールを感じることができると思います。


人間が、エベレストくらい巨大になると、ミドリムシはビーチボールぐらいの大きさに。


人の細胞は、ハンドボールくらいの大きさ。


腸チフス菌は、大豆くらいの大きさになるそうです。


それぐらい小さい人の細胞の中の核の中に、遺伝子(DNA)があります。


次に、その遺伝子(DNA)自体の仕組みを、みていきます。



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